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連載「(仮題)かゆいところがございますよね?」~珍事~

  • 2018/08/17
  • 連載
美容師生活30年を過ぎ、今まで関わったお客様はもう
数えきれないほどの方々とお会いしました。
それだけたくさんの人と関わると、色んな出来事は
あるものです。

そんな今までの経験の中から、笑える出来事、
笑えない出来事、人間って面白くもあり
難解で不可思議なところを面白おかしく
シリーズで綴ろうと思います。

注※内容は人に対しての侮蔑などでなく、出会い 経験させてもらい成長させて頂いた感謝の
 ブログになります。内容に関するものに、深い意味はなくあくまでも経験談を書くものとします。
個人情報保護の観点から、人の名前などは 仮名とさせていただきます。
軽い気持ちで人の奥ゆかしさ、変さ、愛すべき個性などを楽しんで頂ければと思います。

シリーズ 「回想録:(仮題)痒いところがございますよね?」~珍事~


たまたまなのか、引きが強いのかこういった経験が多く
美容師友達に聞いても、「ここまではない。。。」という話をよく聞く。
それくらい、良いのか悪いのかわからない経験をさせてもらっている。

そう考えると、たまたまそのサロンがそのような方が多かったのか?
知る由もないですが、当時にしても「これは当然なのか?」「異常なのか?」
という出来事が多かった。

新店舗に移り約2年ほど新店舗にいたわけだが、本店ほどのディープさというものはなかった。
なので、これといって新店舗での出来事はなかったが、
当時の時代を物語る出来事はよくあった。


★珍事①~エロ電話~ 


美容室は女性スタッフが多いため、女性スタッフが電話に出るとエロ電話に早変わりすることがある。
男性スタッフが出るとガチャッと切られる。
当時の電話機には、着信履歴もないし、どこからかかってきてるのかもわからない。

新店舗にはHという女性スタッフがいて、知ってか知らずかエロ電話がちょくちょく
かかってきてた。

そのようなエロ電話を聞いたことがない男にとっては
是非ともどんなものか聞いてみたいと思い、Hと相談し
「今度、エロ電話かかってきたら教えて」とお願いしてた。



そんなある日ついにかかってきた!!!これは絶好のチャンスだ!!と思い
こそっとHと電話を替わり聞いていると。



ずっと無言。。。。。。。。



???????・・・・・・・


そのまま黙って様子を見る。


でも無言。。。。。。


ここで、普通にパンツ何色履いてんの?とか定番のやつ出さんのか!!??
出せよ!!!何か言えや!!!と言いたかったがガマンガマン。。。。

※定番である「パンツ何色履いてんの?」って聞いたところで
どんな女の人が電話に出てるのかも顔もわからんし、何色を履いてたら
エキサイティングになるのか?はいまだによくわからん。。。。


すると微かに鼻息が荒くなってきているのがわかった。
ここで、何か仕返しをしてやりたいと思い
電話口のところを手で覆い、思いっきり腹式呼吸法で




















「バァ~~~~~~~ン!!!」  


と、ビビらせてやると即切りした。

たぶん、耳がエキサイティングになっていると思う。




★珍事②ゆるい時代。 

ある日、ちょっとクセのある女性のお客様。新店舗の上に住んでられて
母娘の2人家族。その方が予約なしに入ってきて
「今からパーマあてたいんやけど」

予約がなかったのでお請けしたのはいいが、そのお客様がHに

お「おねえちゃん、悪いけど銀行行ってきてくれへん?」



H「?????銀行ですか??」

お「今、お金ないねん」と言って通帳と印鑑を出された。

Hは戸惑い、

H「あっ。。。。あの。。。それは出来ません」というと

お「なんで?お金いらんのか?パーマあててもお金払われへんで」

H「いやでも、他人さんの通帳を見ることになるので」

お「私がええ言うてるんやからええねん!はよ行ってきて!!

  お金払えへんで!!」

と怒鳴り上げた。

「。。。。。。。。」

サービス業というのは、あくまでも仕事内でのサービス。
これはサービスではない。

高圧的で強権なこの方。僕はこの方のことをまだよく知らなかったが
新店舗店長のKさんによると、顔に似合わず非常に気性が荒く
ヘアスタイルに対してもかなりうるさい注文だったらしいので
ここはKさんが、「Hさん行ってきてください」と
渋々銀行へ。

今の時代では考えられない珍事。。。。。。


新店舗にて技術者としての経験を積み、2年ほど経つと
ある日2店舗目のマネージャーが
独立の為、店長職を辞めるということになった。

そこで次期店長職の座を僕にと白羽の矢が立った。
当時23歳だった僕は、これはチャンス!!と思い初めてに近いくらいに
モチベーションが上がる。

しかし、お金の計算が苦手、売り上げの上げ方もわからない
根拠のない責任感だけが湧いていた。
23歳という若さで店長というのが誇らしく思え
このチャンスは逃がすまいと即答で


「やります!!!」 



と答えた。




続く。




【大阪市港区弁天町の美容室|「Marvelous Hair Make Factory」】

住所
〒552-0007 大阪市港区弁天町1-6-38オトハウス101/dd>
営業時間
火・木・金・土 AM10:00〜19:00/ 水・日・祝 AM10:00〜18:00
定休日
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最寄駅
弁天町駅
電話番号
06-6576-7009

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